診療するにあたって、飼い主様とのコミュニケーションもとても大切
岩尾ひかるさん
あなたの仕事内容を教えてください。
外来診療、入院治療、外科手術、夜間の当直勤務が主な仕事です。また、私は「消化器科」と「しつけプロジェクト」に参加しています。「消化器科」では内視鏡や腹腔鏡の手技を学んだり、助手を行っています。「しつけプロジェクト」では、毎月行なっているパーピーパーティーで、子犬の健康管理、飼育に関して、初めて子犬を飼う飼い主様向けにお話しさせていただいています。 それ以外にも月に2回、御茶ノ水のキャットプラザに往診も行なっています。
入社を決めたきっかけは?
苅谷動物病院グループは5病院ありスタッフ数は200名強、様々な分野に特化したスペシャリストが多く在籍しているため、たくさんの専門分野の知識を外に出なくても吸収できると思ったからです。さらに、院内での入社時から新人研修から獣医師・看護師の勉強会・カリキュラムも豊富に充実していることも就職先として選んだ要因としては大きかったです。
入社前に不安はありましたか?
実際に入社してみてどうでしたか?
大学時代の研究室が臨床ではなかったため、採血や診察室での飼い主様の対応、外科手術などの実技が習得できるかが不安でした。しかし、先輩方が1から丁寧に教えてくだり、練習にも付き合っていただいたおかげで徐々に習得することができました。また、1年目の研修では、自分の診察している時の動画や手術している動画を見ていただき、出来ている部分、直した方がいい部分を教えていただきました。他病院の同期の診察や手術している姿も見ることができて、良いところは真似していこうと、より勉強になりましたし励みにもなりました。
入社後一番苦労した事はなんですか?
夜間の当直勤務に慣れるまでがとても大変でした。夜間、様々な症状の患者さんを少人数で対応しなければならないため、今でも緊張はしますが、迅速に対応できるように経験を積んでいます。日勤だけでは経験できない症例にも関わることも多いため、色々と大変ですが獣医師として学べる機会も非常に多く自分の糧になっております。
苅谷動物病院に入社して成長したと
感じられるところはどこですか?
動物を診るだけではなく、飼い主様との会話も大切です。私は元々、人見知りなので、最初は診察に入ることも緊張していました。しかし、先輩の先生方の診察を見学させていただいたり、電話の対応を聞いたりして、どのように伝えれば分かりやすいかを学び、今では診察中に雑談もできるようになりました。診療するにあたって、飼い主様とのコミュニケーションもとても大切だということを学びました。より良い診療を提供できるように、技術面、知識面において更なる勉強が必要だと実感してます。
印象に残っているエピソードを教えてください。
元々怖がりで病院が苦手なわんちゃんの飼い主様から「この仔、先生のことが大好きみたいで、先生に会いに行くよって言うと尻尾振って病院に向かうんです。私もこの仔と一緒で先生の診察だと安心できますよ。」と言っていただいた時は動物病院に働く人間としてとても嬉しかったで思い出です。 飼い主様だけではなく、動物にも信頼されるような診療を今後も心がけていきたいです。